2012年2月7日火曜日

映画にもなったミシシッピの黒人メイドを描く『The Help』



 アメリカのAmazonで評価が高くお勧め本として出てきてたので気になってたのですが、映画化されてアカデミー賞にもノミネートされ今度日本でも映画が公開されるので読んで見ることにしました。


 読む前はどんなストーリーなのか全く見当もつかなく、題名の「Help」ってどういう意味だろうと思ってたのですが、読んですぐに分かりました。 物語は3人の主人公を視点に描かれています。

登場人物

 一人はアイビリーン。彼女は黒人のメイドでもう一人の主人公であるスキーターの友人であるエリザベスの家でメイドをしている。 もう一人はスキーター。大学を卒業したばかりで実家に帰ってきたのだが、周りの友人たちと違ってライターになりたいという夢を持っている。友達やまわりが黒人のメイド達に対する態度に違和感を感じている。 そしてミニー。黒人のメイドで、スキーターの友人のヒリーの母親のもとでメイドをしている。口が悪くて、本の中では彼女の視点のとき笑える箇所が何度かありました。


3人の視点で書かれているとはいっても始まりと終わりがアイビリーンだったので、アイビリーンが主役な印象をもちました。 毎日たらたらと寝る前に読んでたので読み終わるのに一週間くらいかかりましたが、続きが気になって早く先が読みたいと思う本でした。

英語の難易度

英語も内容が面白いため単語がわからない箇所があっても気にならずにすらすら読めました。 笑える場面、感動する場面、悲しい場面、うれしい場面、はらはらする場面がたくさんある内容です。

ドキドキポイント

また、スキーターの家族のメイドでもあったコンスタンティンはどこに?ミニーの働く家のセリアの謎は?セリアの夫にミニーの存在がバレないか?ミニーはヒリーに一体なにをしたの? などなど徐々に明かされる事柄もあり本当にワクワクして読めました。 


読み終わった後さわやかな気持ちになりました。


自分の正しいと思った気持ちに従って一歩を踏み出す勇気のようなものをもらえる、そんな本です。 

映画も気になるので公開されたら見るつもりです!自分が想像していたのとどれだけ違く仕上がってるのか見るのかも楽しみです。

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